白内障手術とは
白内障手術とは、濁った水晶体を取り除き、その代りに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入する手術のことです。
入院の必要なく日帰りで行えます。
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入院は?
日帰りですので、入院する必要はありません。
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時間は?
平均 5 分~6 分といった短時間です。
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痛みは?
点眼麻酔をして行いますので、痛みはありません。
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術後は?
翌日よりほぼ通常の生活を送ることが可能です。
白内障手術が非常に短時間でできるようになったため、「白内障手術は簡単になったんだね」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、決してそのような事はありません。熟練した術者が行うからこそ、短時間でかつ合併症がなく、日帰りの白内障手術が可能なのです。
関連リンク |
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白内障手術までの流れ
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一般検査
診察では視力障害の原因が何であるかを調べます。そこで白内障が原因と判明した場合、手術が適応かどうかを判断し説明させていただきます。
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手術予定日の決定、
内科受診のすすめ当院の白内障手術は点眼麻酔のみで行いますので、全身の病気がある方でもほとんど問題なく手術は受けられます。ただし念のため、既往で高血圧・糖尿病・心疾患などの病気のある患者様は必ず内科に受診した上で、内科医に白内障手術の了解を得ていただきます。
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白内障手術に
必要な検査手術の時に眼内レンズを挿入します。眼内レンズの度数を決定する検査やその他の視機能の検査をさせていただきます。
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白内障手術に
関しての説明患者様だけでなく、家族の方々にも白内障手術についてご理解いただき、手術前後の 生活にも協力を得ることで、順調な経過をたどる事を目的としています。当院 5 階の 説明会場で映像を使ってわかりやすく説明し、皆様からのご質問にお答えします。
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手術前の注意点、
点眼薬の説明、
手術当日の説明手術当日の来院時間や手術前に点眼していただく目薬などについて説明をさせていただきます。
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白内障手術当日
手術時間は約 5~6 分ですが、当日は手術前の準備と手術後の説明で 2 時間程かかります。
※手術後、体調確認・リカバリールーム(回復室)でしばらく休憩していただきます。
白内障手術の流れ
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点眼麻酔
まず、目薬にて麻酔を行います。多少しみる事はありますが痛みはありません。
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角膜切開
角膜(黒目)の部分に2箇所(3mmと1mm)の小さな切開をします。
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水晶体前嚢(のう)切開
水晶体を包んでいる袋の前側(前嚢)を円形に切り取ります。
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水晶体分割
超音波を使って水晶体の中身(核)を砕いて吸引し、周りの袋(嚢)だけを残します。
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眼内レンズ挿入
残した袋(嚢)の中に眼内レンズを挿入します。
執刀医紹介
- ※多焦点眼内レンズ、レーザー白内障手術等のプレミアム技術での手術をご希望の方は、木曜日午前に市川一夫医師が、水曜日の午後(月1回)に小島医師が診察いたします。お電話にてご予約をお願いいたします。
白内障手術後の通院
白内障手術後の通院についてご説明いたします。
手術後は必ず通院が必要です。
一般的な通院スケジュールは以下の通りです。
術後翌日翌々日5日目2週間目3週間目1ヶ月目〜6ヶ月目(月に1,2回)6ヶ月目〜1年目(月に1回)
※手術後の状態によっては、診察にお越しいただく回数が増えることもあります。
白内障手術後の生活は?
白内障手術後の生活についてご説明いたします。
洗顔・洗髪
………- 許可が出るまでしないでください。(約1週間が目安です)なお、洗髪は美容院にて上を向いて行なう場合のみ結構です。
入浴
………………- 翌日より、顔をつけないように入浴してください。
仕事・家事
………- 翌日より軽作業は問題ありません。目をよく使う仕事は避けてください。ほこりっぽい所での仕事は避けてください。
テレビ・読書
……- 1週間は控えめにしてください。※手術していない目で見るのもご遠慮ください。
飲酒
………………- 1週間は控えめにしてください。当日は禁酒してください。
運動
………………- 散歩程度なら翌日から問題ありません。ほこりっぽい所での運動および水泳は、1ヶ月はしないでください。
運転
………………- 翌日の診察時、担当医にご相談ください。視力によりメガネが必要な場合があります。
※保護用メガネは洗顔・洗髪許可がでるまでかけてください。
※翌日から目の状態により5日間、毎日通院が必要となる場合がございますので、予定を空けておいてください。
白内障手術費用
白内障手術費用についてご説明いたします。
1 割負担の方 | 片眼 約 2 万円 | 両眼 約 4 万円 |
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2 割負担の方 | 片眼 約 4 万円 | 両眼 約 8 万円 |
3 割負担の方 | 片眼 約 6 万円 | 両眼 約 12 万円 |
※費用は個人で差がありますので、目安としてお考えください。詳細は当院でお尋ねください。
高齢者(70歳以上)の方の自己負担について
高齢者の自己負担の上限は、従来の医療機関毎ではなく、患者毎(複数医療機関合算)の上限となります。超過分は、各患者様からの申請により償還されます。
高齢者 (70歳以上) |
窓口 負担 |
自己負担上限 (外来) |
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現役並み所得者 | 3割 | 57,600円 /月 |
一般 | 1割・2割 | 14,000円 /月 |
非課税世帯 ※限度額適用認定証の提示が必要 |
1割・2割 | 8,000円 /月 |
関連リンク | 高額療養費受領委任払制度と高額療養費貸付制度については下記をご参考にして下さい。 ※詳細につきましては当院又は各窓口へご相談ください。 |
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